アーティストの土佐が、京都大学アートイノベーション産学共同部門で制作したメディアアート作品をベースとして、TOPPAN・島津製作所との共同研究の成果として発表し、AI全盛の世の中において、 未来の社会や産業に向けて、 最後の人間の砦である芸術(アート)で新しい価値創造を提案する。

展示作品のコンセプト

近未来に人類は、無重力空間である宇宙へ旅立つだろう。

無重力空間は、スキューバーダイビングと似ていると言われる。私たちは生まれるまで、男女差がない母親の羊水(水の中)の中で母体の胎教を聞いて過ごす。

多くの人から提供された産声と心音を用いて無重力下で作った「Sound of Ikebana」の映像で構成された微小重力体験空間で、羊水の中にいることを擬似体験する装置:Zero Gravity Art。

万博に来る人々がこの装置を体験し、ジェンダーギャップが無かった時の記憶を取り戻し、人間として平等であることにめざめる。

そして、胎児が浮遊しているような感覚を味わい、「生命の誕生 」と 「生命の未来 」を体験する。