Zero Gravity Art

無重力空間は、スキューバーダイビングと似ていると言われる。私たちは生まれるまで、男女差がない母親の羊水(水の中)の中で母体の胎教を聞いて過ごす。

世界中から提供された産声と心音から無重力下で作った「Sound of Ikebana」の映像で構成された微小重力体験空間で、羊水の中にいることを擬似体験する装置:Zero Gravity Art。万博に来る人々が、この装置を体験し、ジェンダーギャップが無かった時の記憶を取り戻し、同じ人間として平等であることにめざめる。また、胎児が浮遊しているような感覚を味わい、「生命の誕生 」と 「生命の未来 」を体験する。

Zero Gravity Art

無重力時代の新しいアートとしてZero Gravity Artを開発した。NASAもJAXAもやっていない、パラボリックフライトによる微小重力下で「産声の生け花」を生成し「いのちの未来」を表現する。

Zero Gravity Artはミラーディスプレイで構成された無限の空間を作り出す。
内部には無重力環境下で製作された映像作品「Zero Gravity Sound of Ikebana」が投影される。浮遊感のある映像と際限無い空間に取り囲まれ、無重力感覚に似た深い没入感を味わうことができる。
この映像作品は産声を立体化したもので、脈動にインスパイアされた環境音と合わせて、生命の力強さを表現している。

没入空間の概念図
没入空間における自分の実像と鏡像の関係